韓国の行きつけの本屋でタロット占いをした。
占い師は精神科の先生だから、タロットで出た答えを私にとって都合のいいように解釈をさせてくれたのだろうか。心理治療のようでもあった。
どれでも自分で選んだカードだから、少しの説得力も感じた。
悩み事は何かと聞かれたので、韓国語の先生になるのが不安だ。今まで一生懸命論文を書いてきたけど、それが教育現場でしっかり生かすことができるのかわからない。といったようなことを話した。
5枚のカードを一つづつ見ながら先生は私の過去、現在、未来の姿を話してくれた。
過去。これまで無我夢中で論文を書いてきた。精神的にすごくつらかったでしょう。
現在。あなたには休息が必要だ。これまでがむしゃらにやってきたから休んでもいいんだよ。
そして、これまでやってきたことは確実に自分の力になっている。目に見えないだけで行動に移せばきっと発揮される。
未来。いざ教育現場に立つと意外とできてしまうものですよ。自分は何もできそうにないと思っていてもいざ始めてみればすらすらと言葉が出てきます。
あなたはしっかりお金を稼ぐこともできる。韓国語の先生だけでなく、能力を持っているからほかの仕事も並行していろんなことができるでしょう。
なんということだろう。見事に私が欲しい言葉を並べてくれる。
泣きそうになった。
私にとっていいことを都合よく言ってくれてもいいから、それで勇気づけられたのは確かだった。