更新日:2024/10/03
はじめに
日本の企業名には「株式会社」の位置が異なる「前株」と「後株」の2種類があります。
・「株式会社○○」という形式が前株
・「○○株式会社」という形式が後株
です。この記事では、その違いが生まれた理由や具体例について解説します📚
なおたまに中株と呼ばれる会社もありますが、今回は説明を省きます。
なぜ違いがあるのか?
前株と後株の違いには、法律上の意味はありません。どちらの形式も企業名の一部であり、どちらを選んでも法的な効力は変わりません。違いが生まれた背景には、企業の歴史や伝統、時代ごとの流行が影響しています。
昭和時代の企業では、前株が一般的でした。これは「株式会社」を企業名の前に置くことで、格式や信頼性を示すことが重要視されていたためです。しかし平成以降はより自由で柔軟な企業文化が広がる中で、後株の形式も広まりました。特に「アルファベット+後株」は現代的で洗練された印象を与えるとして採用が増えています。
具体例
前株の例
• 株式会社不二家
• 株式会社三菱UFJ銀行
• 株式会社ソニー
•後株の例
• カルビー株式会社
• サントリー株式会社
• 日本通運株式会社
まとめ
前株と後株は、企業名の一部として使われる形式の違いに過ぎません。法的な意味や機能の違いはなく、企業が自身のイメージやブランディングに応じて選んでいます。伝統的なイメージを持たせたい場合は前株、現代的でスタイリッシュな印象を与えたい場合は後株が選ばれることが多いです。企業名の「株式会社」の位置に注目することで、企業の歴史や意図を少し感じ取ることができるかもしれません。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今後も皆様の役に立つ情報を発信できるよう精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします☺️