ネトフリでの映像化
"メキシコ文学"といえばまず名前が挙がるほど有名な、フアン・ルルフォの小説『ペドロ・パラモ』。
僕はまだ読んだことがないので、内容についてどうこういうことはできないけれど、
以前から気になっていたこの小説が、2024年11月6日にネトフリで配信予定です。
つい先日公開されたばかりの『Pedro Páramo』公式トレイラー
自分の父親、ペドロ・パラモを探して男がたどり着いたのは、暴力 とかなわぬ恋がもたらした怒りによって破滅に追い込まれた町だっ た。原作はフアン・ルルフォによる金字塔的小説。
短い予告編を見る感じでは、わりとしっかりした映像でなかなか気合も(お金も)はいってそう。
撮影の様子も。
監督はロドリゴ・プリエト監督というメキシコ出身の方。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の撮影や、
ゲイ的には外せない『ブロークバック・マウンテン』
遠藤周作原作の『沈黙 -サイレンス-』にも参加していたり。
ほかにも、アイリッシュマン、バービー、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンなど
日本でも話題になった作品の経験ありで、まずハズレはなさそうな感じ。
映像のテイストがそれこそ同じくラテンアメリカ文学の名作『百年の孤独』に似ている気がするけれど、こういう表現が流行っているのかどうなのか。
アフリカ文学の『やし酒のみ』の流れで、
似た感じのこれも読もうと思っていたペドロ・パラモ、
まずは映像から楽しんでみようかと。
・・・確か原作もそれほどページ数は多くなかったと思うので、
映画版がよければ小説も読んでみたいとは思ってます。
偶然といえば偶然なんだけど、
最近とあるきっかけで仲良くなったメキシコ人の友人がいるので、
配信されたら一緒に観るつもり。
そういえば、日本でも『南総里見八犬伝』が映像化されてたり、
村上春樹の短編もアニメ化されたり、『箱男』も実写化してたり。
世界的に、文学を映像化するのが流行っているんですかね~
オチもないけど、メキシコ文学に興味がある人はぜひとも。
読書会のニュースレターもやってます。
来月は『蠅の王』をみんなで一カ月かけて読む予定なのでお気軽にどうぞ。