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美味しい酸味は引き出せるか? コスタリカ エルサル ルマを抽出してみた - おいしいコーヒー生活

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コーヒーロースト東海さんで購入したコスタリカ エルサル ルマ。
こちらの豆を美味しく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

前回の記事はこちらです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

 

使用する豆

名前

コスタリカ エルサル ルマ

価格

1880円/240g

産地

コスタリカ ウエストバレー エルサル ルマ農園

焙煎度合

ハイロースト

焙煎からの経過日数

21日(約3週間)

味の説明

店舗のコーヒー豆紹介より

より甘みを感じるイエローハニー製法。

今回の抽出の狙い

より酸味を際立たせたコーヒーに仕上げるためにレシピを調整してみます。
お店の方に、この豆は金柑のような風味があると教えていただきました。
酸味を引き出すことで、より金柑みを出せるのではないか、と期待しています。
果たしてうまくいくでしょうか?

抽出してみた

4:6メソッドの調整方法に従って、5投注ぐお湯のうち、最初の2投のバランスを変えて酸味を際立たせてみます。
お湯の温度は前回と同じく93度、コーヒー豆の挽き目は粗びきのままです。

抽出したコーヒーは、見た目の色は薄目で、甘味や酸味を感じる香りがします。
飲んでみると、穏やかな酸味が来た後に、ナッツのような甘さがやってきます。
苦味はほとんどないようです。
濃度感が低めで、口当たりもあっさりとした仕上がりに。
これでも美味しいのですが、金柑の風味とはいえなさそう。

 

あまり酸味を出さない方がよいのかもしれないと思い、次の抽出ではお湯の温度を90度に変更してみました。
今度はどうでしょうか。

コーヒーからはナッツのような香りがします。
飲んでみると、こちらもナッツのような甘さ。
ほんのりと感じる渋みがアクセントになっています。
肝心の酸味は弱まってしまい、よく味わうと感じられる程度になりました。
こちらもあっさり系のコーヒーですが、だいぶ印象が変わりました。

 

今度は豆の風味を引き出す狙いで、お湯の温度を下げたまま、コーヒー豆の挽き目を細かくして抽出効率を上げてみます。

今度のコーヒーは前の2つのものより見た目の色が少し濃くなりました。
狙い通り、成分がしっかり抽出されているようです。
酸味と甘みがある香りが漂っています。
今度は期待できそうだと飲んでみると、渋みを強めに感じてしまいました、、
しかし、美味しくない成分ばかりではありません。
カラメルのような甘さや、狙っていた金柑のような風味も感じられました。

また、不思議なことに、今までコーヒーを飲んで感じたことのない、ハッカのような口がスカッとする感覚もありました。
これはどこからやってきたものなのか、本当にコーヒーの味なのか、ちょっと自信が持てません。
そもそも、ハッカのような感覚はありなのか?なかなか評価しにくいところです。
様々な味が出てきて面白い風味のコーヒー、と言えなくもないかな笑

淹れ方を少しずつ変えてみましたが、私が思っていたほど酸味が際立つわけではなさそうです。
無理に酸味を取り出そうとするより、ほんのりと酸味の雰囲気が感じられればそれでいい、そういうタイプのコーヒーじゃないかな~、という印象を持ちました。

振り返り

酸味を際立たせる狙いでコスタリカ エルサル ルマを抽出してみました。
酸味が主役になるほどではありませんが、あっさり淹れることで穏やかな酸味を、濃いめに抽出することで金柑のような風味のある酸味を楽しむことができました。

今回抽出してみて、酸味を際立たせるレシピではこの豆の魅力を活かせないように感じました。
次は甘みに焦点を当てた抽出を試してみようと思います。

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー ハリオ V60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料

今回試した3パターンを紹介します

①お湯を注ぐ比率のみ変更

  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを33回操作)
  • お湯 93度で225g

②①からお湯の温度を下げた

  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを33回操作)
  • お湯 90度で225g

③②より挽き目を細かくする

  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを30回操作)
  • お湯 90度で225g
レシピ

抽出のレシピは材料の3パターンとも同じです。

  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
    フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を30g注ぐ
  4. 45秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  5. 90秒経ったら、お湯を135gまで注ぐ
  6. 130秒経ったら、お湯を180gまで注ぐ
  7. 160秒経ったら、お湯を225gまで注ぐ
  8. お湯が落ち切ったら抽出完了!
    抽出時間の目安は3分~3分20秒です。

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