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河川シーバスを食べてみた感想は・・・。 - 釣りで一息。

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こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

この前の釣行では、いいシーバスを釣ることができました。

今年の釣りにおけるひとつの目標を達成できたので満足です。

www.tsuridehitoiki.com

 

さて、そのときのシーバスですが、キープして食べてみることにしました。

 

 

糸島産スズキを食す。

食の対象として呼ぶなら『シーバス』ではなく『スズキ』がいいでしょう。

つまり糸島産スズキ、です。

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糸島でとれたスズキ!といえばいかにも美味しそうに聞こえますが、釣れたのは河口部で、ものすごく甘く見積もっても水は綺麗とはいえません。

河口、つまり海と河川がちょうどぶつかる汽水域。

海側は干潟のようになっていて、川の方は上っていくと住宅街の付近を通るような環境です。

この川は上っていくごとにいくつかの支流に分岐しますが、その中には市街地を通り、常に水が青白く濁っていて臭いのするドブ川のようなところもあります。

そういう水も混じっているからか、この河口もほのかにドブっぽい臭いがします。

こういうところで釣れた魚を食べる人はあまりいないと思いますが、ものは試しということで。

そもそもスズキ自体は非常に美味な魚ですからね。

 

大きさ

家にある最大のまな板からはみ出すサイズ。

銀色の魚体のが美しいですね。

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改めて大きさを測ってみると、長さ74cm、重さ2.8kgでした。

釣れたその場で脳天締めと血抜きをしています。

 

エラぶたに注意!

スズキをさばくときにはエラぶたの上部にある硬い突起に注意しましょう。

f:id:baseballlll:20241201161100j:image

私は充分に注意しながら進めていたつもりが、頭を落とすときに右手人差し指の先をここでブスリとやってしまって出血しました・・・。

 

調理開始!

タワシで魚体のヌメリを落とし、ウロコを落とし、お腹を開きます。

このへんの写真は割愛。

 

胃がパンパンに詰まっていたので、何を食べているのか確認してみます。

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晩秋の定番ベイト、コノシロが入っていました。

長さは17cmほど。ヒットルアーの藤五郎鰯は12.9cmでしたが、これならビッグミノーやビッグベイトも効きそうですね。

 

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お腹の膨らみ具合からの推測どおり、抱卵もしていました。

胃にはコノシロを計3尾確認しましたので、まさに産卵前の荒食いモードだったのでしょう。

 

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エラ、内臓を取り除き終わりました。

あとは頭、カマを落として3枚におろしました。

 

切り身→バター醤油焼き

まずは切り身をバター醤油焼きにしてみました。

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塩とこしょうをふっておき、鍋にバターをひいて弱火〜中火で両面を焼きます。

最後に醤油をふって軽く焼いたら完成。

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いい香りです。

食べてみると、美味しい!

白身魚らしい身のフワフワ食感がいいですね。

ただ、中まで火を通しすぎるくらい通していないと少し臭みを感じるところがありました。

 

米粉をつけて焼いてみる

ムニエル的な。小麦粉がなかったので米粉を使って。

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これまた外はカラッと中はフワッとで少し違った食感が美味しい。

バターと醤油での味付けは子どもたちに人気でした。

 

かま→塩焼き

かまの部分は塩をふっておいて1日寝かせ、そのまま塩焼きにしました。

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身のフワフワ食感と脂の乗りが素晴らしい・・・のですが、やっぱり若干の臭みが感じられます。

この臭みについては後述。

 

卵、肝→甘煮

卵と、肝も大きかったので取り出して両方とも甘煮にしました。

醤油、酒、みりん、砂糖を入れて煮込みます。

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いや写真というか、これは仕上がりがひどい・・・すみません。

卵はまあ普通に魚卵です。粒が細かいので粉っぽい感じ。

肝も魚の肝だな、というクセのある独特の風味。日本酒が欲しくなります。

 

あら→あら汁

頭、背骨、腹骨をすきとった部位などをまとめて塩をふっておきます。

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これをまとめて鍋にぶち込んであら汁にします。

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昆布も一緒に。

 

弱火でじっくり煮込みます。

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最後にうすくち醤油と塩で味を調えて完成。

これはクセのない上品な出汁が美味しい。

たくさん作りましたが、子どもたちが立て続けにおかわりしてすぐになくなりました。

 

ちょっと臭い、その理由は。

カマの塩焼きを一緒に食べていた妻曰く『これ、コノシロみたいな風味がしない?』と。

そうだこの感じ、確かにコノシロだ!

つまりコノシロを食べている個体はコノシロっぽい臭みがある・・・のか!?

まあコノシロ自体が環境によって臭みがあったりなかったりしますし、スズキも食べ物や水など複数の要因によって臭みがあったりなかったりするんだと思いますけどね。

 

結論?

食べられるところ、出汁をとれるところは余さず食材として使わせてもらいました。海の恵みに感謝。

今回の事例をもって河川シーバスは食べられるとか食べられないとか結論づけるつもりはありません。

確かに臭みはありましたが、部位や調理法によっては気にせず美味しく食べられましたし、食味や臭みはいろいろな複合要因によって個体差があるはずです。

ひとまず、私はこれから河川シーバスを食べることは積極的にはしないであろう、ということで締め括っておきます。

 

ごちそうさまでした!

 

www.tsuridehitoiki.com

 


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