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ストーブをつける - datetaira’s blog

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今日は昼過ぎから半休をとった。やっておいたほうがいい仕事がなかった訳ではないが、特に急ぐこともなかったので13時過ぎには職場を去った。結局、1時間に一度くらいは電話対応とかしていたのだけど…。

さて、昼日中に帰宅した僕は「ちょっとした掃除」に取り掛かった。新年を迎える前にウチの掃除をしておかねばならん…という「大掃除の理念」は大切なことだと思う。それによる行為だ。

生活における「細かなところに至るまでの掃除」というのは、住処や使っている道具を大切に使い続けるには必要なことだと常日頃から思っていたりする。

この「大掃除というもの」も別に年末に行う必要などないことで、定期的に生活環境の掃除やらリペアをすればいいだけのことなのだが、日常のニュートラルポジションが「怠惰ギア」に設定されてしまっている僕にとっては「年末くらいはこれをしておかないといかんだろう…」という掃除に向かう年中行事がやってくるというのは、その怠惰な生活を正すという点で実に有意義な風習なのだと思っている。

午後から部屋の埃落としをして念入りに掃除機を掛けたり、床を拭いたり鏡を磨いたり、そして長らく使わなかった書類を捨てたり、台所の換気扇を洗剤に漬け込んだり…と、大して疲れるレベルでもない掃除をして過ごした。

換気扇の掃除なんてものは、日々ちゃんとケアをしていれば、その油汚れもサラッとした段階のものを簡単に取り除くことが出来るのだけど、その「日々のケア」を怠るのだから割と気合いを入れて掃除をしなくてはならない羽目になる…。

ただ、これは掃除全般に当てはまることで「年末の大掃除だ!」なんて言って、張り切って1日でウチ中をキレイにしようとするから疲れるのだ。毎日、少しずつやっておけばいいだけなのに、年末になって固め打ちするから大変なのだ。この先の貴重な年末休暇のうちの一日を「疲れながら掃除ばかりする日」などにはしたくないから、分割方式で今日は「ちょっとした掃除」をこなした次第である。

さて、夕方前までは簡単な掃除作業に勤しみ、夕方には早々と熱い風呂に浸かってから、今の僕は暖房の効いた暖かな部屋で冷たいウイスキーを飲んでいる。

僕の住む沼津という町は全国的に見れば随分と暖かな土地だ。それでも12月になるとやたらに暖かな日が続いたものの、夜になると部屋の中でも多少の寒さを感じるようになってきたので、今日はストーブを出した。昨年、沼津に越してきたときに新調した石油ストーブだ。

まだ、ストーブによる暖房の必要性など感じないのだけど、どうやらそろそろ寒くなるらしいので早めにストーブを出してみた。そして、ストーブには夕食にする鍋物も置いてみたりする。

石油ストーブのいいところは、その上に鍋やら薬缶やら、なんなら焼き網と餅をセットして簡単な調理器具として使用できるところだと思っている。僕は基本的に暖房器具としては石油ストーブのことが好きなのだ。

そんなことを言ってみたものの、昨年新調した石油ストーブは広くなった部屋を本気で暖めるにはその性能を発揮するだけの馬力を持っているのだろうけど、やはりそれにはやたらに灯油を食うし、ならばと思って弱火にしてみるとすぐに火が消えてしまうし…という具合…。

率直にいうと僕の生活環境においては「図体ばかりデカいだけで、基本的には愚鈍なヤツ」だったのだ。こんな感じの「実務では使えない奴、そしてメシをよく食ったり、やたらに酒を飲む奴…」というのは職場などにも紛れていたりする…。僕もそんなふうに見られているのかも知れない。職場、ストーブ…、双方ともに、まあ、仕方のないことだ。

人にはそれぞれ適材適所があるように、僕が昨年買ったストーブも今現在、もっと時期を狭めると今日の我が家には適さなかっただけだ。

暖かな沼津でも、今よりもっと冬の寒さが厳しくなった時にはコイツが僕を助けてくれるに違いない。それを信じてこのストーブのことは邪険に扱わずにいようと思う。


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