こんにちは!
大好きなシフォンケーキ、フランスに来る時に17cmの型を一つだけ持ってきました。
娘の友達が遊びに来た時に良く作るんですが、一番喜んでもらえるケーキです。私はアールグレイのシフォンケーキばかりを作っています。
このままでも美味しいし、食いしん坊の子は生クリームをたっぷり添えてみんな大満足になります。
娘の友達が美味しかったよーと帰ってから親に言うらしく、その後に何度もレシピを聞かれました。ついでにアマゾンのシフォンケーキの型も一緒に紹介しています。
こういうあっさりしたふわふわ口どけの良いケーキはフランスでは見たことがありません。受け入れられて嬉しいなあといつも思います。
材料も少なくシンプルなケーキの一つなんですが、私は何度も失敗した事があります。
失敗の大半は、逆さにして冷ます間に型から外れるというものでした。そうなると理想の形にはなりません。どこかしら凹んでて、目が詰まってるから焼きが甘いかでした。
定番のレシピと共に、私が失敗した理由と押さえるべきポイントをお伝えしますね。
アールグレイシフォンケーキレシピ 17cmの型
卵黄 4個
砂糖 20g
紅茶パック(アールグレイ)2パック
水 50g
油 30g
薄力粉 70g
卵白 4個
砂糖 50g
作り方
✴︎オーブンを170度に設定する→我が家のオーブンはパワーが弱く180度にしてバッチリでした。
✴︎紅茶を袋から出して水に入れ、160wで30秒加熱して味を出す。そのまま常温にする。
✴︎卵白は冷やしておく。
✴︎粉類はふるう。
①卵黄が入ったボウルに砂糖を入れホイッパーで白っぽくなるまで良く混ぜる。
②そこに油を少しずつ入れて乳化させる。かなり混ぜて大丈夫。
③紅茶を入れた水を茶葉ごと入れて更に良く合わせる。
④ふるった薄力粉を入れる。ホイッパーのまま、ダマにならないようにすくっては落としを繰り返し良く混ぜる。練らないようにする。
⑤卵白に塩一つまみいれて電動ホイッパーで混ぜる。白っぽく泡立ってきたら砂糖を3分のI入れて混ぜて。あと2回砂糖を入れてしっかり泡立てる。ピンとツノがたてはオッケー👌
⑥④にメレンゲを軽くひとすくい入れてホイッパーでしっかり合わせる。
残りのメレンゲは2回に分けて初めはホイッパーで、メレンゲの塊が無くなってきたらゴムベラで切るようにしてしっかり完璧に混ぜる。
(最初からゴムベラだと、メレンゲが混ざり切らない場合がある為)
しっかり混ぜる事で粒子がつながりきめが細かい生地になる。
⑦型に入れる。
空気を抜くためにゴムベラか菜箸を底にまで差し込み、ぐるぐる数回型の中で回転させる。
⑧型を上から落として生地の中の気泡を滑らかにする。大きい気泡が残っているとそのまま焼かれてしまうから。
⑨オーブンに入れる。35-40分(オーブンによる)
⑩生地が上に上がり割れ目が出来たら竹串を刺して焼けてるか確認しましょう。何もつかなければ焼けてます。
上部も直に触ってみて、焼けてる弾力を知っておくと良いでしょう。
⑪焼けたら逆さにして冷まします。
上手く焼けていれば、生地が型にしっかりくっついて落ちてきません。
⑫冷めたら小さい包丁で周りと内側を切り離して型から出します。型に沿わせるように切るときれいな見た目になります。
底も同じように切り離します。
⑬完成。お疲れ様でした。
失敗例
膨らんだが返して冷ました時に型からはずれて落ちてきた。
出来上がりはサイドが窪んで不恰好なもの。(腰折れ)
他には型の底の生地が上がってしまい、出来上がりは上が窪んでいます。(底上げ)
焼きが甘かったです。
もう少し焼けばよかったと後悔しても後の祭りです。
失敗後、研究した結果気をつけた事。
①油を加える時はマヨネーズを作る要領で少しづつ混ぜ、しっかり混ぜる(乳化)。混ざり切ってないと油が分離して油のせいで型から外れやすくなるらしい。→底上げ
②メレンゲの出来が仕上がりに影響する。かなりピンと立つまでメレンゲを立てる。
前は砂糖を卵黄と卵白に半分づつ入れて混ぜてたが、強いメレンゲにするには卵白の方に多くの砂糖を入れた方が良いのではとなった。
弱いメレンゲ→腰折れ
③しかし、素晴らしい生地が出来たのに焼きが甘い事があり落ち込んだ。
ある時、レシピよりも10度高いオーブン温度に設定してみた。
そうしたら、しっかり膨らみ、表面も焼き上がりの合図である割れ目が綺麗に現れた。
火力が足りない→腰折れ
まとめ
レシピを忠実に再現したつもりでも失敗することもあります。違う材料、道具、そして設備を使っているので一つ一つ原因を探っていきましょう。
私は卵黄と油の乳化とメレンゲを完璧にしたのに腰折れがありました。その時は悩みましたが、
最終的に試した【温度を10度上げる】で全ての失敗の要因が無くなりました。
失敗の原因はみな違うので、ポイントを押さえて実験してみて下さいね。
原因が分かると他のお菓子作りにも役に立ちますよ!特にオーブンはそれぞれかなりクセがあるので自分のオーブンの性格を知る事が大事ですね!
」