Quantcast
Channel: おうちでごはん
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4829

クリスマスの夜 - datetaira’s blog

$
0
0

若い頃はクリスマスイブこそが『クリスマス本番」であり、12月になると街の商業施設やら各メディアで盛りあげられる「クリスマスムードの頂点」であるのだと本当に信じていたので、その流れに乗った消費活動(今になると無駄遣いでしかないように思うのだけど…)にも勤しんでいた。

僕が「そんなクリスマスを楽しむイベント野郎」としてめちゃめちゃに頑張っていたのは、もう30.年近く昔のことなのだが、「クリスマスイブは恋人なのか、それとも恋人候補を口説いてその夜のうちに恋人になるのか…、はたまた恋人にもなりそうにないがどこかの女をコマすか…」なんていう多少は不純な動機による活動に力を注いでいたことが懐かしく思い出される…。

さしあたって恋人もいない年は秋あたりからやたらにめかしこんで出掛けてみたり(繁華街とかどっかの学祭とか…)、つまらなくて苦手な合コンに参加してみて無為な時間を費やすことなどにも、やたらに力を入れていたものだ…。

そんなバカっぽい行為も若気の至りだったのだろうけど、今になると「なんで、あれほどクリスマスに燃えていたのだろう?」とも思う。今思うと『本当につまらんこと」だったのだけど、それこそが若さの情熱だったのだろうとも思う…。

 

さて、そんな「若さ故の煩悩活動」も随分と面倒になってしまい、すっかりと枯れたおっさんとなった僕は今日も独りでメシを作り、莨をやりながら酒を飲む…という僕にとっては「日々のものと変わらない健全な夜」を過ごしている。

…そう言えば、先日知ったことなのだけど「クリスマスというのは12/24の夕刻から12/25の日暮れまで」だそうだ。

晦日と正月の境界線は「午前0時をまたぐかどうか?」にあるように思うけど、クリスマスは「0時〜24時までではない」別の時間進方が適応されているとは今まで知らなかった。

 

さて、今日は午後から「職場の大掃除」をこなしてから帰宅して、普段の生活と比べると随分と御馳走である夕食を楽しんだ。今夜、御馳走を食べたことは特にクリスマスとは関係ない。前述の「クリスマス進方」からしても、既にクリスマスが過ぎてからのメシである…。

クリスマスとは無関係な今夜は、舎弟のところから御歳暮にいただいた「シャトーブリアンの肉」を食べた。

牛肉、それも薄切り肉でなく、切り落としとかスジ肉でもないものを食べるという行為は僕の中では「一応、御馳走に挑む」という気もするのだけど、平素食べることもあるステーキは「オージーの肩ロースが安価で一番美味い!」なんて風に思う下衆な味覚の持ち主なので、ヒレ肉に接することは滅多にない。

おろしたての山葵とともに食べるヒレ肉は美味しかったのだけど、その後で数日前に漬けた山葵の茎とともに食べたものは格別だった。

そんな御馳走を食べながら感じたことはいろいろあるのだけど、それはまた別稿で…。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4829

Trending Articles