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もしかして、レシピが違ってた? KALDI ハッピーホリデイズブレンドを淹れてみた - おいしいコーヒー生活

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KALDIさんで購入したハッピーホリデイズブレンド。
こちらの豆を美味しく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

前回の記事はこちらです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

使用する豆

名前

ハッピーホリデイズブレンド

価格

1155円/200g
※2024年12月時点

産地

エチオピア、インドネシア他

焙煎度合

不明(見た目はミディアムローストからシティローストくらい)

焙煎からの経過日数

不明

味の説明

パッケージの説明より引用。

きらきらと輝くイルミネーションをイメージした、冬限定のブレンド。
シトラスピールやスパイスを思わせる爽やかな風味、ボリューム感のある味わいをお楽しみください。

今回の抽出の狙い

前回、初めて飲んだ際は4:6メソッドというレシピを使用して300g抽出しました。
ただ、私一人が飲むには量が多いので、225gに減らして抽出することにしました。
ところが、300gと225gではなんだか味が違うような、、

もしかしたら、300gと225gではレシピを少し変えなければいけないのでは?
これまで225gで抽出することが多く、300gで抽出する場合との違いを確かめたことがありませんでした。
そこで、300gで抽出した時の味を基準に225gのレシピを少し変えてみることに。
はたして、どうなるのでしょうか?

抽出してみた

抽出量によってレシピを変える必要があるのでは?と思ったのは、225gでハッピーホリデイズブレンドを淹れたことがきっかけでした。

300gで抽出した際はフローラルでありながらガツンとした味わいが美味しい、酸味寄りの味わいでした。
ところが、225gで抽出してみると、、
香りこそフローラルさがあるものの、飲んでみるとちょっとエグみが出てしまいました。
味わいも、カラメルのような甘さが目立つ一方、酸味は弱まってしまい、フローラルな風味があまり感じられません。
300gで抽出した時はクリアな味わいに仕上がったのに、225gだと印象がイマイチでした。

そこでふと、口に入れたときに感じるエグみ、ナッツやカラメルを思わせる甘み、これらの特徴が、これまで225gで抽出してイマイチだと感じたコーヒーの味と似た傾向にある、ということに気が付きました。

これまでも225gで抽出する機会が多かったのですが、お湯と豆の比率やお湯の温度、お湯を注ぐ間隔や抽出完了までの時間は300g抽出の場合と同じにしていました。
レシピを調整する際は、基本的に時間は変えず、そのほかの要素を変えて対応していました。
しかし、抽出量が違えば抽出にかかる時間が早くなってもおかしくないはず。
にもかかわらず、お湯の注ぎ方や豆の挽き目で時間をそろえるようにしていました。
口に入れたときに感じるエグみ、これは抽出時間が長すぎることで過抽出になっていたのでは、と思い至りました。

幸い、300gの抽出で目標とすべき味は把握済み。
そこで、お湯を注ぐ間隔を調整し、225gの抽出に最適な抽出時間を探ってみました。

 

まずは、注油のタイミングをそれぞれ5秒ずつ早め、0秒→40秒→80秒→115秒→145秒、でお湯を注いでみます。
抽出にかかった時間は2分50秒。
少し時間が短くなりました。

できたコーヒーの香りは、フローラルな雰囲気に加え、シュガーのような甘さが感じられます。
飲んでみると、少し渋みが出てしまっていました、、
全体的に苦みが優位な味わいで、後からほんのりフローラルさやシュガーのような甘さも感じられます。
冷めてくるとビターな雰囲気の甘さも出てきます。
濃度感は低めですが、口当たりは重め。
300gで抽出した時ほどのフローラルさは得られませんでした。

 

続いて、先ほどの間隔からさらに5秒ずつ早め、0秒→35秒→70秒→100秒→125秒でお湯を注いでみることに。
実際にやってみたところ、トータルの抽出時間は2分30秒ほどになりました。

できたコーヒーの香りはフローラルさや苦みの効いた雰囲気。
飲んでみると、深い苦みと後から続くシュガーのような甘さが感じられます。
良く味わうと、フローラルさもあるようです。
とはいえ、初めて飲んだ時のフローラルな印象が強烈で、少し物足りなく感じてしまいます、、

 

ここまで試したところで、もしかして豆自体の風味が変わってしまったのでは?と思い、元の300gレシピで抽出してみました。
すると、以前ほどのフローラルさはないものの、香ばしさやビターな味わいが際立った味わいになっていました。
これはこれで、結構おいしい。
とはいえ、最初に飲んだ時とはだいぶ雰囲気が変わっていました。

淹れ方にムラがあった可能性もありますが、豆自体の風味も変化していそうです。

結果として、300gと225gでのレシピの差については、うまく比較できませんでした。
しかし、時間による豆の変化をはっきりと体験できたのは大きな収穫でした。

振り返り

抽出量225gに合わせてレシピを調整して、KALDIさんのハッピーホリデイズブレンドを抽出してみました。
残念ながら、目指していたガツンと来るフローラルさがあるコーヒー、となるようなレシピは見つけられませんでした。

今回は300g抽出と225g抽出の時間が空いてしまった影響が大きかったです。
また別の機会に、きちんとレシピによる味の比較を行い、安定して狙った味を出せるようにしたいところです。

 

また、風味の変化を体験して思ったのですが、コーヒー豆が持つ酸味の成分は早い段階で損なわれやすいのかもしれません。
そういえば、以前エチオピアの豆を頂いたときも、初めははっきりとレモン風味だったのに、時間が経つにつれて鮮明さを欠いていたように思います。
酸味、苦味、甘味が時間によってどう変化するのか、というのも調査してみると面白そうだな、と感じました。

今回のレシピ

今回のレシピはあくまで検証段階のものです。
参考程度に見ていただければと思います。

使用する器具
  • ドリッパー ハリオ V60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを27回操作)
  • お湯 90度で225g
レシピ

抽出時間は2通り記載しています。
左側の数値が元のレシピより5秒ずつ短いもの、右側のカッコ内の数値が元のレシピより10秒ずつ短いものです。

  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
    フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を45g注ぐ
  4. 40(35)秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  5. 80(70)秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  6. 115(100)秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  7. 145(125)秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  8. お湯が落ち切ったら抽出完了!
    抽出完了時間の目安は2分50秒(2分30秒)です。

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