久しぶりにお花を買いました。
アリウムとアスチルベ
色もちいさい花もやさしくて好きです。
実家に眠っていたビー玉を見つけて、青だけ集めて入れてみました。
昨日は、さとうりんご園に行ってきました。
これで今シーズンは3回目、一年でこんなにりんごを買ったのは始めてです。
普段は年内に大体完売するが、今年は豊作で、とっても大きく育って、今日私が購入した袋で最後、とのことでした🍎
立派なりんご、スーパーではこの値段では買えません。佐藤さんの本音は、消費税分上乗せして値上げしたい気持ちもあるけど、そうするとパタっと売れなくなるから、なんとかこれでやっている、とのことでした。
私の職場のデイサービスに通う利用者様のご親戚の繋がりで紹介していただいたりんご園。
今日はお茶を入れていただき、地方の個人農家さんの辛い現状のお話をたくさん聞かせてもらえました。
奥様は以前ヘルパーで介護施設や訪問介護の仕事をしながら兼業で支えてこられたそう。
息子さんは跡を継ぐ様子はなく、ご主人も、同じ苦労はかけたくないから本人がやらないなら私たちで終わりに、と話していました。
終わりとは言っても、その後の農地が荒れないように草苅りなどの管理は必要で、どこまで2人でやれるか、小さな町で、若い人もおらず、自分たちどころか町自体これからどうなるのか、心配されていました。
りんごは、今でこそ直売所などに置いてもらえる方法が多様になって、売るのが大分楽になったけど、奥様の両親の代からの古いやり方で、トラックにりんごを詰んで、今日は南か明日は北か、と、一軒一軒売り歩いたそう。
直売所といっても、売上の20%はお店側の利益になってしまう。20%、、大きいです、、、。
人1人雇う余裕もないので手伝いも最低限。
生活は何一つ贅沢はせず、食べ物も昔ながらで野菜中心、テレビを見ると、身体に悪いものがたくさんCMで広告されていてびっくりするし、おかげで身体はとても丈夫で健康。
バブルの時代は、小さな農家にそんな恩恵はなにもなかったそうです。
テレビ、YouTubeで見ていた今後の農業の問題、実際に今までの生活のことも交えて農家さんから直接話を聞いたのは初めて。
中途半端なお手伝い、では、ただ足手纏いになるだけで絶対につとまらないと思いました。
摘果・花、収穫、販売、病気や虫が付きやすい管理難しさと異常気象、冬の剪定
休みの日に片手間で少し体験、、程度では、何の助けにもならずただの自分の自己満足の思い出で終わってしまいそうです。
りんごを売る買うだけなら、現状二人でなんとか十分間に合っていて、手伝うとしたら無償で。本当に困っているのはきっと、今の作業の手伝いじゃなく、これからの農地の維持とお金のこと。
"だれかやりたい人がいるなら、一部貸して教えてもいいんだ、素人でもいいんだ、むしろ半端に経験してる人よりも、何でも教わる気持ちで来てくれる素人の方がいい。でも半端じゃなく、やる気がないとだめなんだ"と。
ご主人が、もともとの仕事を辞めて婿に入り、秋田に修行に行ってまで守ってきたりんご園
本当に美味しくて、12月に買いに行ってから毎日必ずりんごを食べる生活になりました。
美味しいりんごが"安いから"買いに行くのか、、と言われると確かにそれもある、でもそれだけならスーパーや近所の直売所を探せばいくらでもあって
紹介してくださった利用者さんと佐藤さんお二人の人柄、静かなりんご畑の空気、農家さんから、今年はここが大変だった、豊作だった、この方法がよかった、と、育った過程の話に直接触れて、顔を見てから受け取って食べた時の気持ちは、スーパーで買っただけでは絶対に味わえないので、ガソリンをかけてでも買いに行く価値が私にはあります。
りんごは医者いらず
おかげさまでか、インフルエンザの予防接種は受けていませんが、マスクを外してしまう利用者様が咳くしゃみする中、助手席に乗せて送った翌日にその方のインフルエンザが発覚しても、寝不足でも風邪も引かず、身体もとっても調子がいいです。
"今こそ農家だ、儲かる農家、副業農家"という記事も多いですが、、、
身体にいい、美味しい食べ物を大事に育てて、美味しくできたことが嬉しかったり、食べてもらえる人に喜んでもらえたり、感動したり、心身健康でいれることに幸せを感じます。
でも、、、そんな理想だけで、部外者が無責任に足を踏み入れてはだめで
私の家から1時間以上かかる立地、今の生活費と家族と、色々天秤にかけて、現実的に今仕事にちゃんと携わるのは難しい
今すぐできるのは、農家さんのことを考えてくれる議員さんへちゃんと投票を続けることと、直接農家さんの食べ物を消費すること、これからのことをどうしたらいいか、方法を一緒に考えて行動をすること。それが何か、、
いずれはどういう形でも育てることに携わりたい。
この想いか冷めやらぬうちに、まずは昨日聞いた話と、感覚を書き綴りました。書いていて、りんごを見て、なんだか涙が出る私はやっぱり敏感すぎるのでしょうか。
ナルトの影分身、一生に一度、使えるとしたら今です。多分10年後も、同じこと思う気がします。
考えながら、読み直して、整理して書き直したいと思います。
1人だと、もんもんとしてしまいそうなので、今日は地元のカフェの店主さんにお話を聞いてみようと思います。