Quantcast
Channel: おうちでごはん
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4965

春を迎える支度をする - datetaira’s blog

$
0
0

10日くらい前に立春を迎えているのだから、暦のうえでは「もう春」なのだが寒い日が続く。週明けからは「今年一番の寒波」が来るようにニュースでは言っているが、「うわ、寒っ!」という日はまだ何回もやって来るのだろう。

そうは言っても、明らかに陽も長くなってきているし、だんだんと春を感じることも多くなってきた。春を迎えても寒さを感じる日があるのも当然のこととだとして、今日は家庭菜園の「春を迎える意味での世話」をした。

一昨年、小さな苗を買ってきて育てているカレーリーフは10日くらい前から寒さ避難のために室内に移している。今日はそいつらを大きな鉢に移植した。

カレー好きとして…というか「カレー作り愛好家」として「フレッシュなカレーリーフをいつでも摘み取れるべきだ」と考えてこの植物を育てているのだけど、この葉っぱをカレー作りに使うことはそんなに多くもない。しかし、カレー作りにおける実益よりも「観葉植物」としてこれらが可愛いから一応ちゃんと世話をしているのだ。

小さな鉢で育てていたこいつらの根っこは鉢の中でパンパンに育っていた。本当はまだ寒さもやって来るであろうこの時期に移植するよりも、本格的に暖かくなる時期にその作業をしたほうが良いように思うのだけど、これから先の暫くは土日も忙しい日が続くので今日の作業決行になった次第…。

現在は室内にいるカレーリーフたちだが、あと一月もしたら外に出すつもりだ。そうすると陽の光を存分に浴びて元気に大きく育つことだろう。

今日はその他にベランダのプランターの土を混ぜ返して化成肥料やら油粕を足し、更にはそこに腐葉土を混ぜ込んだ「菜園栽培用の土」を作り、そんなプランターに何種かの種を蒔いた。

田舎に住む母親は日々の料理で出た生ゴミ各種を裏庭のコンポストにぶち込んで自家製の肥料を作っている。

去年の夏に帰省した時にも、僕の母親は魚のはらわたやら出しを取った粗とか茄子のヘタをはじめとする野菜くずをそのコンポストに加えていた。彼女曰く「食べ残しの肥料をいれると、野菜が美味しゅう育つんよ!そんで、その野菜のクズをまた肥料にすりゃええんよ…」とのことだった。

若い頃は「こうした生臭いゴミ」がすぐにビニール袋とかに詰められずに貯められているのを嫌なことのように思ったが、今では「そんなコンポストのある生活」に憧れる。

…なんて言ったところで、僕が丸で魚を買ってきて生臭い粗が出ることもそんなに多くはない。たまに塩焼きにした鰯や秋刀魚の骨とか、出汁を取った雑節の出汁カスを気が向いたら空いているプランターの土に混ぜ込んだりするが、これに特別な肥料としての効果があるとも思ってはいない。完全に自己満足のシロウト農法を僕は楽しんでいる。

今日は、立ち枯らしににさせた紫蘇の穂(一応種?)とかディルやイタリアンパセリの種をプランターに蒔いた。

「暦のうえでは春だ」と言っても、陽光が暖かな日が続くというのはまだ先のことだ。しかし、全国平均で見れば温暖な沼津で蒔かれた種たちはすぐに芽を出す支度を始めるだろうと思う。

コンポストを置ける裏庭とか何でもかんでも植えることの出来る畑というものにも憧れはあるが、手に入らぬもののことを考えなくとも、植物栽培を楽しむことは出来る。そんな身の丈にあったベランダ菜園を我流で楽しみたいと思う。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4965

Trending Articles