妊娠39週3日
14:30 おしるし
茶色のおりもののようなものでした
おしるしは血の色(赤・ピンク)だと思っていたので、
“茶色のおりものなんて出るんだ?”程度で疑問を持たず、
この時はおしるしだということに気づきませんでした
16:50 おしるしの量が増える
再度トイレに行ったときに、茶色のおりものの量が増えていることに気づきます
おや?と思い、ネットで“おしるし茶色”と調べました
するとおしるしの色は、赤・ピンク・茶色と出てきます
そして粘り気のあるおりもののこととも出てきます
・・・・え?!おしるしだったんだ!
ようやく気付き、パパにLINEをしました
この日試験日だったパパ
5:00に家を出て20:00に帰ってきました
半年ほど前から毎晩日付が変わる時間まで仕事終わりに勉強していて
ようやく一段落し、家でのんびり過ごしていました
21:00 寝る
パパが無事に終えて帰ってこれたことにホッとし、
テレビを見ているパパの隣でわたしは気づいたらソファで寝ていました
妊娠39週4日
0:00 ベッドへ移動
パパが、寝るから一緒にベッド行こうと起こしてくれてベッドに移動します
1:00 陣痛が始まる
軽い生理痛のような痛みで目が覚めます
4日ほど前から前駆陣痛が来ていて、また前駆陣痛なんだろうなと思い
再度寝ようと思いましたが痛みの間隔が短く寝付くことができません
隣ではパパがぐっすり眠っています
もしかして、と思い
パパを起こさないようにアプリで陣痛間隔を測ってみると
6-8分間隔で定期的に陣痛が来ています
陣痛と陣痛の間隔が10分を超えることがなくこのまま来る予感がして
シャワーを済ませました
おしるしの色が茶色から赤色に変わっています
量も増えていました
わたしの病院では、
初産婦は“陣痛間隔が10分以内で1-2時間続く”場合に電話をすることになっています
作っておいた当日準備リストを見ながら陣痛バックを準備しました
2:15(陣痛開始より1時間15分)
陣痛間隔3-8分、痛みは軽く動き回るのも余裕です
ですが10分を切ることはやはりなく、
始まってから1時間以上経過しているため念のため病院に電話しました
-何時から陣痛が来ていますか
-来るのは車ですか
-乗せてくれるのはパパですか
-ここまで来るのに車で何分かかりますか
『でも痛みは全然軽くて、陣痛じゃないと思うんです』
そう伝えました
-まあ、ひとまず来てみましょうか
とのことでパパを起こします
“こんな痛みじゃ行っても家に帰されるんだろうなぁ”と思いながら最終準備をしました
2:30 出発(陣痛開始より1時間30分)
パパが運転する車に乗り、病院に向かいます
『こんなんじゃ帰されるよ』とパパに言っています
2:45 少し痛みが強くなる(陣痛開始より2時間45分)
痛みの頻度が1:00の時より断然増えます
痛みも徐々に強くなりますが15秒ほどでおさまります
3:00 病院到着、子宮口4㎝(陣痛開始より2時間)
中にはママしか入れないのでパパは待合室で待機です
病院到着後、LDR室で横になります
助産師さんの内診で
『子宮口3-4㎝開いていますね、このまま入院です』と言われます
同時に、NSTモニター装着を開始しました
20Gの点滴が左腕に確保されます
赤ちゃんが産まれた時の出生時検査などの説明を受け、同意書にサインをします
NSTモニター装着中、3-5分間隔で陣痛がありますが
1回あたりは15-30秒と短いです
4:00 病室へ移動(陣痛開始より3時間)
出産までまだ時間がかかるため、歩いて個室へ移動します
とうとう陣痛が始まっていることを確認でき
パパと話しているうちにお腹が空いて、
持ってきていた手作りのスコーンを一緒に食べました
(“パパ試験お疲れ様”とチョコペンで書き、試験から帰ってきたときにプレゼントで渡しました)
『今日で赤ちゃんと会えるかもしれないんだ・・・』
『どうしよう、嬉しい』
などパパと二人で話していました
初めてのこの大きいお腹、神秘的で愛しいお腹
切迫早産で入院になったこともあり不安も大きかった10カ月間
それでも予定日ギリギリまでママのお腹にいてくれてありがとう
ママのお腹は心地よかったかな?
そんな思いで痛みと痛みの間で
赤ちゃんがお腹にいる最後の写真を撮りました
この時には陣痛はしっかりした痛みに変わっていて
陣痛が来ているときは『痛い痛い…痛いよう!』と繰り返し言っていました
無意識に体勢が前のめりになります
子宮口全開(10cm)の1/3でこの痛み・・・10㎝の痛みは想像がつきませんでした
助産師さんからは
『寝ることはできないとは思うけど、お産は体力勝負だから今のうちにベッドに横になってうとうとできそうならしておいてね』
と言われました
4:30 痛みで横になれない(陣痛開始より3時間30分)
助産師さんに言われた通り、ベッドに横になろうとしますが
痛みで横になんてなれません
横向きで寝ようとも思いましたがその体勢もわたしには辛く、
歩いたり、椅子の背中を握り前かがみの姿勢で痛みを紛らわすのが一番楽でした
4:50 パパ仕事へ(陣痛開始より3時間50分)
この日は平日でパパは仕事です
もともと職場には立会い出産のことを伝えていました
お産まではまだ時間がかかりそうで
助産師さんから『パパどうする?いったん家に帰ってもいいよ』と言われ、
『一旦職場に行って引継ぎをしたりできる範囲の仕事をしてくる!』と
仕事に行きました
7:20 子宮口5㎝へ(陣痛開始より6時間20分)
助産師さんが様子を見に来てくれます
痛いです・・・と伝えます
『もう一回子宮口を確認しましょう、お産が進むのが早いのかもしれないですね』
と言われ
モニターを装着しながら助産師さんの内診
子宮口5㎝に広がっています
助産師さんより、
『パパ戻ってこれるかな?今からすぐに産まれるってことはないと思うけど、進むのが早いかもしれないね』
『痛みが強いときにいてくれた方がママ安心するよね?』
とのことでパパにLINEします
“分かった、行く!”と返信が来ました
『寝て横向きになるのも辛い?そしたら揺れる椅子持ってくるね、きっとそれだと楽に過ごせると思う』
と助産師さんがゆらゆら揺らせる椅子を持ってきてくれました
尾てい骨のところを温めると痛みが少し和らぐからとホットパックを下に置いています
この椅子が本当に良かった!
自分の好きなタイミングで揺れて気を紛らわすことができ、
座っているので立っているときと比べて疲れずに過ごすことができました
腕を乗せる台もあり、たたんだバスタオルを置いてくれて
顔をくっつけてできるだけ力を抜いて過ごしました