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角館、そして尾去沢鉱山へ - げんさんのほげほげ日記

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ひたすら真っすぐに進む道…鉱山跡に入ったのは初めての体験でした

今日の東京は一日晴れ。

お盆を過ぎて少しは涼しくなるといいなぁ~と思いましたが、

いやいや全然…暑い!暑い!

本日の最高気温は35度まで上がりました。

以前は8月の終わりともなれば、風がやや涼しく感じて、

ふと秋を感じたものでしたが…世の中すっかり変わってしまいまして~♪

(外を歩いていると汗がぶわぁーと流れてきましたよ~はぁ…😊)

…さぁ、気を取り直して!

本日はこちらの旅の続きをご紹介したいと思います。

genta-san.hatenablog.com

genta-san.hatenablog.com

竿燈祭りを楽しんだ翌日は角館へ。

角館と言えば、武家屋敷。今に残るお屋敷の雰囲気を味わってきました。

またその翌日は息子さんの運転で尾去沢(おさりざわ)鉱山跡へ。

暑い夏に鉱山跡でヒンヤリするのも良いかなぁ…と。

本日はそんな旅の思い出をご紹介いたします。

角館って、どこでしょう?

はい、秋田と盛岡のちょうど中間ぐらいの場所でしょうか…。

秋田駅から各駅電車でトコトコと1時間。花火大会で有名な大曲駅で乗り換えて

更に20分ほどで角館駅に到着します。

あ、昨年は大曲の花火大会も観ましたよー。

(こんな雰囲気でした。よろしければどうぞー。ワタクシ、まるで秋田県観光大使

 みたいですね~♪♪)

genta-san.hatenablog.com

角館駅に到着!小さな可愛らしい駅でした。セミさんの声が賑やか~♪♪

駅前の通りをしばらく歩いていきます。平日でしたので、人は少なめ…。

駅からまっすぐ歩いていくと、やがて三叉路に。案内看板もありました。

三叉路にて。南の方向を眺めて…。

振り返って駅の方角を…。

三叉路を北へ…武家屋敷はこちらです。

(駅からですと、突き当りの郵便局が目印。三叉路を右折することになります)

北へ向かってしばらく歩くと、武家屋敷通りと呼ばれる一角に到着!

如何にも静かな雰囲気…左右に屋敷が立ち並びます。統一感のある黒い塀が美しい…。

まずは通りの入口にある”小田野家”を訪問しました。

角館駅からここまで歩いて20分ほどでしょうか(結構汗かきましたー)。

お屋敷を説明する案内看板がありました。

早速中へ…お部屋を拝見!きれいに保存されています。

お屋敷の中は結構涼しいです。時折風がさぁーと渡って気持ち良かったです。

(風水とはこういうところから来た考え方なのかもしれません)

縁側も気持ちよさそうー。あ、座っちゃだめですよ~♪

お庭もパシャリ♪ 往時は皆さん、どのように過ごされていたのでしょうね。

立派な木、小さなお社さんもあったり…。

この奥は厠かな…冬は寒かったでしょうね。

塀の向こうにはお隣りさんが…屋敷と屋敷の間は意外と近く感じました。

小田野家を後にして、更に北へ進み、次に岩橋家を訪ねました。

会津の名家、芦名氏は江戸時代にはこちら角館に来られたのですね。

(知りませんでした)

さぁ入ってみましょう~畳敷きが広がる風景はいいですねー。

何だか田舎のおじいちゃんおばあちゃんのおうちに帰ってきたような気がしました。

囲炉裏だー!お茶を点てたりもしたのかな~なんて思ったり。

江戸時代の人たちは小柄だったのかな…とか思ったりして。

跳ね上げ式の窓がありました。寒い冬はどうだったのでしょうねー。

井戸だぁー。はるか昔、後楽園ゆうえんちのお化け屋敷でアルバイトをしていたとき、

井戸から現れるお化け役をしていたことを思い出しました…(あ、関係ないですね…♪)

縁側で風を受けながら、お茶でもいただきたいものですなぁ~。

こちらも外に厠ですな…。

奥に納屋があったり…。

小さなお社さんと…。

立派な柏の木さんが…天然記念物なのですねー(本日はありがとうございます!)

くぐり戸もあって面白かったです。

岩橋家のご紹介でした。先程の小田野家とこちらの岩橋家は無料で観ることができます

武家屋敷は有料のところもあります。まぁこれだけの歴史のあるお屋敷ですから、

 維持保全するにはかなりの費用がかかることと思います)

武家屋敷通りにはこの他にも多くのお屋敷があります。

仙北市さんのHPでも紹介されています。よろしければご覧ください。

www.city.semboku.akita.jp

角館と言えば…やっぱり桜!

武家屋敷&桜ですね~あ、でも今は夏…緑青々の桜さんをどうぞー😊😊)

天然記念物に指定された枝垂桜が162本もあるのですね…桜の季節にも訪ねてみたい♪

再び武家屋敷通りをパシャリ♪かなり前なのですが、出張に来た際に案内してもらった

ことがあります。ただそのときは車の中からしか見なかったので(!)、一度ゆっくり

訪ねてみたかったのです。

冬の寒さも厳しく…茅葺屋根の建物も見かけましたし、施設を保存するのもご苦労が

多いことと思います。

最後に訪ねたのは通りの一番北にある角館公民館。

こちらは小野崎家のお屋敷を古図より復元し、公民館として活用しているのだそうです

門をくぐってすぐ…あっ、公民館の入口が見えました。

(おうちにおじゃまします~という気持ちになりますなぁ…)

お庭もきれいに手入れされています。さぁ入りますかー。

玄関を入ってすぐのお部屋。お屋敷の雰囲気がそのまま残されています。

こんなお部屋があったり…天井にたくさんの電灯が…電源を引くの大変だったのでは…。

奥には広い体育館のようなスペースもありました(公民館ですもんね!)。

当時のお屋敷の配置図が飾られていました。

1603年に芦名氏が角館に入りましたが、芦名家は3代で断絶。

その後は佐竹氏の分家である佐竹北家が明治時代までこの地を治めることになります。

初代の佐竹義隣が京の公家、高倉家からの養子であったり、2代義明の正室を公家から

迎えたり…ということもあって、角館は京の文化が色濃い土地になったとか…。

(角館は”みちのくの小京都”と呼ばれているそうです)

玄関に小野崎家を紹介する案内がたくさんありました。当時の建物の間取図が残って

いるとは…お部屋もたくさんあったのですね。

地元の方と観光客と…上手にバランスを取られた施設とお見受けしました!

色々参考になりました。さぁ、そろそろまいりますか。

再び通りに出て…改めて雰囲気を…。桜の時期、雪の季節も良さそうです。

角館のように武家屋敷がまとまって残っている街は今はそれほど多くないかと…。

訪ねることが良かったです。維持管理は大変だと思いますが、頑張ってほしいです。

なお、お屋敷によっては冬は開放していないところもありますので、ご注意ください。

(寒いお土地柄…何となく納得です!桜の季節は凄い人混みなのでしょうね~)

武家屋敷通りを過ぎて、今度は街の南の方へ向かって歩いていきました。

しばらく歩いていると…

何やら水がこんこんと…。

井戸水なんですね…喉が渇いていたので早速いただきました。

(紙コップも置いてありました。美味しかったです!)

味噌、醤油の製造・販売をされている安藤醸造さん…お気遣いに感謝です!

お店もあります(そう言えば、お店に入らなかったなぁ…暑くて頭がクラクラしていた

のかも…テヘヘ♪)

こちらは安藤さんのレンガ造りの蔵座敷。明治時代に建てられたもので、往時のまま

現存しているそうです(市の有形文化財に指定されています)。

歩き回ってお腹も空きました。時間は午後1時も過ぎ…少し遅めのお昼にしましょう♪

目指すは街の南にある…

たかはし食堂さん。お母さんと娘さん?のお二人で切り盛りされている街の食堂です。

(お店を出る時に撮ったので、のれんが下ろされていました。お店は15時まで。

 恐らくラストオーダーは14時半頃だと思いますので訪問の際はご注意ください)

何にしようかな…いやいや、もう決めているでしょ、あなたは…ほほほ😊

はい、こちら、かつ丼でーす!結構なボリューム、美味しゅうございました。

街を歩いて汗をたくさんかいたので、冷房を浴びながら、冷水もいただいて

お店でしばしクールダウン!

(かつを食べて、エネルギーチャージ♪ ごちそうさまでした)

お店を後にして訪ねたのは近くにある角館總鎮守、神明社さん。

(腹ごなしも兼ねて、しばし歩きませうー!)

長い階段を登った先に、本殿がありました。厳かな雰囲気。本日の出会いに感謝を

申し上げました(本殿は丘の上…風がさぁーと吹いていて、気持ち良かったです)。

神明社の由来が。芦名氏の前の戸澤氏により建立されたようです。

(御祭神は天照大御神。平成19年に伊勢神宮祭主池田厚子さん、神宮大宮司鷹司尚武

 さんの御参拝を仰いだ…との紹介もありました)

さぁ、そろそろ駅へと戻りますか。

駅への途中、まちの駅”立町”にてしばし休憩。

休憩スペースがありまして、何人かお客さんがテレビを見ながらひと休みしていました

(たたみ敷きのスペースがあったので、ごろんと横になってひと眠り…あっ、施設の

 中を撮るのを忘れましたー!)

まちの駅で1時間ほど休憩してから角館駅に戻りました。

こまち号は本数が多いのですけれど、各駅電車はあまり走っていないのですよねー。

(もう少し、日中の本数を増やしてもよいのでは…ほほほ♪)

角館、じっくり巡ることができました。素敵な街でした。

今度は桜の季節に来たいなぁー😊😊

秋田へ戻る道中にて…。秋田のお米は美味しいですよねー。

おばことは”きれいなお姉さん”という意味だとか…。

秋田駅に戻ってきました。駅近くの中華屋さんで味噌チャンポンをいただきました~♪

お堀端にはハスさんたちが…夕刻でしたので閉じたお花が多かったです。

およよっ、謎の赤ポスト発見!こちらのポスト、現役でございー♪

翌日は息子さんと合流、レンタカーを借りて秋田県の北にある尾去沢鉱山を訪ねました

道中の運転は息子さんにお願いしました♪ 練習にもなって嬉しいーと息子さん曰く…。

(ワタクシ、助手席でガクガクプルプル…なんちゃって!)

秋田駅から途中小休憩も挟みながら、1時間40分ほどで到着しました。

平日でしたので、駐車場は空いていました。

昔使っていた坑道の入口なのでしょうか…。

駐車場から歩いて、入口へと向かいます。前方に見える山の中に鉱山跡があります。

(外から見ただけではわからないですねー)

敷地内には当時使われていた車両が展示されていました。

鉱山に来たなぁーと感じるぜぃー♪♪

奥がチケット売り場。大人おひとり1000円です。

手前の施設では砂金や鉱石拾いの体験ができます。

向こうが入口ですよー。さぁ、まいりますか!

鉱山の中は年間を通して、気温は13度。坑道の中から冷たい風がビュー!とこちらへ

(ひゃぁ、寒いっす!中に入ると直に慣れますが、半袖にバスタオルを肩にかけると

 よいと思います)

さぁ、進んでまいりましょう。坑道は入口と出口が分かれています。

総延長1.7キロ。45分ほどで巡ることができます。

(坑道は一方通行となっております)

真っすぐな道…壁の手掘り感が迫力ありました。

高低差のある坂道もあったり…。

あちらこちらに掘削された跡が…(壁には銅かな…キラキラ輝いていました♪)

往時の掘削現場がそのまま残されています。

掘削方法を説明する案内看板も。坑道が上下に15段。1段が高さ30m…。

山の中にビルがあるようなものですね!

近代ではドリルを使ったのでしょうけれど、その昔は手掘りだったのかな…。

尾去沢鉱山が発見されたのは和同元年(708年)といわれています。

奈良時代ですよー!和同開珎…の頃?長い歴史を感じます。

尾去沢鉱山では銅だけでなく、金、銀、亜鉛なども産出されました。

鉱山で採掘された金は東大寺の大仏に使われたり、奥州藤原氏の金を支えたのだとか…

そのような伝説もあるそうです。

(平泉の中尊寺で使われた金は尾去沢で取れたものかもしれませんねー)

どんどん進んでいきましょう!歩いているからか、身体も寒さに慣れてきました。

あちらこちらに当時の機材が展示されていました。

坑道の奥に、往時の休憩所や事務所を復元したスペースがありました。

(人形がとてもリアルで最初、本当に人がいるのかと思いました…坑道暗いですし~♪)

鉱山の中も暮らしの一部…そんな雰囲気を感じました。

こちらは火薬を配布する窓口。坑道掘削に火薬は欠かせませんよね。

尾去沢鉱山は江戸時代には南部藩が経営していました。

明治時代に入ると、経営権は岩崎家に移ります。その後、三菱の鉱山として採掘が

続けられましたが、銅価格の低迷や銅鉱石が枯渇したことなどから、1978年

(昭和53年)に閉山、1300年に及ぶ長い鉱山の歴史に幕を下ろしました。

奈良時代から昭和時代まで…とても長い歴史を持っているのですね…)

このような狭い坑道によくぞ線路を引いたな…と感動します。

上下の坑道をつなぐエレベーター。結構大きいです。往時は熱気があったことでしょう

「やめなさい 手順無視してまた作業 いつか地獄へ直滑降」…って、あんた…。

動力源はどこから引っ張ってきたのでしょう。鉱山の外に発電所があったのかな…。

ガガガガー!掘削する音が今にも聴こえてきそうです。

こちらは大規模掘削跡。上から…

下へと掘削された跡が広がります…穴も深ーい!

さぁ、クイズです!この空洞のお名前は?(答えはそのうち…あ、忘れました😊)

坑道の一角に鉱山の歴史を紹介する部屋がありました。

尾去沢鉱山の集落の写真がありました。最盛期には4500人が暮らしていたそうです

山師さんはいったい鉱山をどのようにして見つけたのでしょう。

山を歩いていたら、鉱脈が地上に出ていたとか…そんなご縁なのかな?

独特の勘(インスピレーション)を持っていた…といわれていますが、果たして…。

こんな写真も飾られていました。中は暑いのでしょうね…みな裸です。

こちらは火薬庫跡地。勿論袋の中に火薬はありません!

いやぁー、こんな展示も。隠れキリシタンが遥か東北のこの地まで来ていたとは…。

島原を何度も訪ねたワタクシ…ちょっと感慨深いものがありました。

(家族で移り住む者もいたとか…山法があるものの、取り締まりは厳しいものが

 あったようです)

のんびり巡って50分。最後はエスカレーターで地上に出ます。

いやぁ、堪能しました。想像していたより立派な施設でした。

これで千円はお得だなぁ…と思いました。

営業時間は夏季(4月から10月)は9時から17時、冬期(11月から3月)は

9時から15時半まで。

アクセスは車かバイクになります。電車の場合は、花輪線鹿角花輪駅よりタクシー

で10分…とこちらの尾去沢鉱山のHPに紹介されていました。

とは言え、なかなかここまで鉱山を知ることができる施設は少ないかも…貴重な体験を

させていただきました。もしもお近くに寄ることがありましたら…おススメです♪

www.osarizawa.jp

お昼はちょっと遅め。帰り道、鉱山近くの道の駅ひないさんのレストランにて。

その名のとおり、比内地鶏を使った親子丼さんをチョイス!

いやぁー、卵トロトロ~ふわふわー。地鶏も美味しかったです。

食後はひたすら一般道を通って秋田駅に戻りました。

(息子さん、運転おつかれさまでしたー♪)

 

本日は角館、尾去沢鉱山と2日間に渡った旅をご紹介しました。

秋田県も観光名所、いいところいっぱいあります。

旅はもうしばらく続きます…そのお話はまたの機会に…。

今回もたくさんの写真、長い紹介となりましたが、最後までご覧いただき

ありがとうございました。

 

今日は角館、そして尾去沢鉱山を訪ねた旅を紹介した一日となりました。

 

ではでは!

最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!  

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