私は月が好き。星も好き。
小さい頃からプラネタリウムが好きだし、飼い猫の名前も星から名付けた。
特別天体に詳しいわけでもないけれど、星座の話を聞いていると心地がいい。
普段は見えないものが、実はちゃんと存在していることや星の一つ一つに意味があることが好き。
今日は十五夜。
今日くらいはずっと夜ならいいのに。
彼氏はこういう感情表現に乏しい人だから寂しい。
月を見ても星を見ても何も言わない。
本を読んでも映画を見ても、目に見えた情報しか捉えずに順序立てて作文を書くような感想しか言わない。
彼なりになにか感じるものはあるのだろうけどそれを言葉にできないだけ。
時にそれは腹立たしくもあり、腹立ててる自分にも嫌気がさす。
哲学的な話、ドラマチックな話。
話していたら壮大になってしまって宇宙の果てまでいったり、急に現実的になってしまうような行ったり来たりの話がしたい。
私はそういうのが好きなんだ。