上野駅の近くにやってきました。
この辺で時間をつぶせるところがないか調べていると、気になる喫茶店を見つけました。
カヤバ珈琲さんです。
趣のある建物は、大正5年に建設されたもの。
昭和13年にカヤバ珈琲店として営業が始まり、平成18年に一度閉店となったものの平成20年には新しい運営者のもとお店を再開しています。
歴史ある喫茶店って、なんだかとても魅力的です。
メニューをみると、軽食やドリンクの種類が豊富で、どれにしようか迷ってしまいます。
そんな中、旧カヤバの名物メニュー、ルシアン、というドリンクが目に入りました。
説明によると、コーヒーとココアを半分ずつ合わせたドリンクのようです。
どんなものか気になるので、こちらを注文。
一緒にカスタードプリンも頼みました。
まずはプリンからいただきます。
スプーンでひと口分すくってみると、プリンの固さが伝わってきます。
食べてみると、卵の味がとっても濃厚。
自然な甘みが感じらるプリンに苦めのカラメルとクリームが合わさってとても美味しいです。
クッキーなのかクルミのようなナッツなのか、カリカリとした食感のあるものがクリームの上に載っており、食感にアクセントが出ているのもうれしいです。
続いては、ルシアン。
カップの上にできた泡はコーヒーを淹れたときのものでしょうか、それともコーヒーとココアを混ぜたときにできたものでしょうか、ちょっと気になります。
一口飲んでみた印象は、すこーしブラックな雰囲気のあるココア。
飲む前はコーヒー感が強いのかなと予想していたのですが、意外とコーヒーよりココアの雰囲気が強いです。
ただ、ココアなので甘いのですが、飲んだ後まで甘さが長引かないので飲みやすいです。
ところが、プリンを食べながらルシアンを飲んでみると、プリンよりは甘くないことに気づきました。
今度はルシアンのコーヒーが程よい苦みで甘さをまろやかにしているようでした。
単品ならスイートなドリンクとして楽しめ、スイーツのお供にもなる、一人二役の美味しいドリンクでした。
上野駅からカヤバ珈琲までの道には、個人でやっているような小さなお店をいくつか見かけました。
上野動物園や東京国立博物館など見どころが多い場所ですが、少し足を延ばしてみるのも楽しいかもしれません。