小麦粉と卵をたっぷり使ったケーキは「ちゃんとおいしい」のは言うまでもありませんが、世の中には食品に対しての「アレルギー」を持つ方も少なくありません。
中でも卵や小麦粉はお菓子を始め、パンや麺類、普段の食事の中でも多く使われる食材であり、これらの食材を除去しての食事は非常に難しいものであり、やはり味気がないものになります。
そこで今回は、小麦粉(グルテン)を使わないスポンジケーキ作りにチャレンジすることにしました。(今回は卵は使用します。)小麦粉アレルギーの方でも安心して食べることができる配合となっていますので、気になる方はぜひ作ってみてくださいね。
米粉のスポンジケーキ(直径6㎝のマフィン型12~15個分くらい)
卵の力でふわふわ!甘さ控えめなスポンジケーキが出来上がります。
今回はカップケーキも作れるサイズで、マフィン型を使用しましたが、通常のケーキ型でも作ることができます。その場合は、焼き時間の調整をお願いします。
材料と作り方
【生地A】
- 米粉 100g
- 卵黄 4個分
- 砂糖 30g
- 水 50g
- サラダ油 40g
【メレンゲ】
- 卵白 4個分
- 砂糖 30g
- 大きめのボウルを2つ用意し、それぞれに卵白と卵黄を分けて用意しておく。この時、卵白の方のボウルには余計な水分や油分、卵黄の一部などが混入しないように気をつけます。
- オーブンの予熱を始めます。 機種によって加減が必要ですが、目安としては、160~170℃10~15分くらいです。
- 卵黄が入っている方のボウルに生地Aの残りの材料をすべて入れ、ホイッパーで白っぽくなるまでしっかりと混ぜ合わせる。
- 生地Aの入ったボウルは一旦よけ、別ボウルを用意して、卵白をハンドミキサーで泡立てする。泡立てをしながら数回に分けて砂糖を混ぜていく。 角が立つくらいになればOK。
- 生地Aの入ったボウルにメレンゲを数回に分けて入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。薄い黄色の生地ができれば大成功!!
- 5でできた生地を型に入れ、軽くトントンと均して予熱できたオーブンに入れて焼く。 少しはみ出してしまいましたが(笑)これくらいは目をつむりましょう…(仕上がりに影響はありません。)
- 焼きあがったら、型に入れたまま冷まします。 慌てて型から抜こうとしてしまうと、生地が崩れやすくなります。しっかり冷まして生地がなじむまで方から取り出すのは我慢してくださいね。今回は、ドーナツ型でも作ってみました。
- 出来上がり。 断面もふわふわです。小麦粉不使用、米粉でもちゃんとした仕上がりです。 ドーナツ形で作った方も大成功です。
実食
ふわふわ感、しっとり感は問題なしです。甘さ控えめにはなっていますので、甘めが好きな方は砂糖の量を各10gほど増やしても良いです。
小麦粉との違いは、味では大きな違いを感じることはありませんが、食感では米粉の方が少し『シャリシャリ』する印象です。米粉の質感が少し生地の中に残る感じでしょうか?もう少ししっかり混ぜたほうが良かったのか…?それでも、致命的な欠点ではありませんし、気になるほどのものでもありませんので、米粉で作るスポンジは大いにアリでしょう。
デコレーションを楽しもう
そのままで食べても充分においしいく、シフォンケーキの代わりとしても◎ですが、せっかく焼いたのであれば、デコレーションも楽しみましょう。
以前、別の配合のスポンジケーキを作った時には、クリスマス仕様にデコレーションをしたことがあります。
↑当時小学5年生の娘とその友達に自由にデコレーションさせたこともあります。クリームやチョコなど思い思いに乗せ、オリジナリティーのあるカップケーキが出来上がりました。
↑イチゴサンタが鎮座するバージョンも作ってみました。
↑6個並べるとクリスマスツリーに見立てたケーキにもなります。これはこれでかわいいです!!
さいごに
今回は、「小麦粉を使わないケーキ」を作ってみました。米粉を使っても、小麦粉と変わらないくらいおいしいケーキを焼くことができました。
- メレンゲをしっかり作ること
- オーブンの予熱をしっかり行っておくこと です。
以上2点さえ守れば簡単に作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。