コーヒーロースト東海さんさんで購入したコロンビア エメラルドマウンテン。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。
コロンビア エメラルドマウンテンとはどんな豆?
その名の通り、コロンビアで生産された高品質のコーヒー豆です。
コロンビアは南北に広がり標高差が大きいことから、年間を通してコーヒーの収穫が可能なのだとか。
エメラルドマウンテンという名前は、コロンビアで産出される宝石のエメラルドとコーヒー産地となっているアンデス山脈に由来。
コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)という組織による、厳しい品質検査に合格した豆だけがこの名を冠することができるそうです。
コロンビアのコーヒー豆は、アンデス山地でカフェテロと呼ばれるコーヒー農民によって手作業で栽培されています。
収穫も手作業にて一粒ずつ行われる徹底ぶり。
エメラルドマウンテンは、カフェテロの努力が生んだコロンビア最高のコーヒー豆なんですね。
また、コロンビアコーヒーの輸出先第2位が日本。
日本の消費者の味覚に合わせるため、1971年にコロンビアコーヒー生産者連合会は日本向けの認定規格を開発しています。
エメラルドマウンテン専門の公式サイトがありますので、詳しい情報はこちらもご覧ください。
今回私が購入したのは、よくコーヒー豆を購入しているコーヒーロースト東海さんがセールを行っていたことが理由でした。
10月1日のコーヒーの日に合わせて、エメラルドマウンテンが限定価格で販売されており、この機会に飲んでみよう、と思った次第です。
エメラルドマウンテンの味わいについて、お店のポップでは、
芳醇な香りと豊かなコクと甘みが特長。
と紹介されていました。
店長さんに聞いたところ、コクがとても強く、「これがコクか!」と思わされる豆だと教えてくれました。
そんなにすごいコクなのか!と、期待に胸が躍ります。
コーヒーロースト東海さんでは、購入の際、好みに合わせて豆を焙煎していただけます。
店長さんに聞いたところ、浅煎りでも深煎りでも美味しいとのこと。
どちらの良さも味わいたいので、中間のシティローストで焙煎をお願いしました。
豆はその場で挽いてもらわず、豆のまま頂きました。
余談ですが、私は「コク」という表現があまり好きではないです。
というのも、私自身コクがなにかよく分かっておらず、人に説明することができないから。
おそらく人によってもイメージがまちまちじゃないかな~と思い、このブログでは「コク」という言葉は使わないようにしています。
いい機会なので、エメラルドマウンテンを通してコクへの理解も深めたいところです。
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
抽出してみた
焙煎から1週間ほど経ったところでパッケージを開封。
一番に驚いたのが豆の大きさ。
実は店長さんのご好意により、お店でも焙煎直後の豆を見せていただいていました。
これまで出会った豆よりも一回り大きいことにびっくり!
店長さん曰く、豆が大きいこともエメラルドマウンテンの特徴なのだとか。
香りをかいでみると、まろやかないい香りします。
ヨーグルトのような乳製品を連想しました。
以前飲んだ、コロンビア クレオパトラというコーヒー豆も似たような雰囲気があったので、コロンビアのコーヒー豆は全体的にこんな感じなのかも。
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
早速コーヒーミルで豆を挽いてみると、これまた、まろやかないい香り。
匂いをかいでいるだけで、幸せになってしまいます。
これだけでもエメラルドマウンテンを買った甲斐がありそう。
抽出レシピはいつも使っている4:6メソッド。
4:6メソッドを簡単に説明すると、以下の通り。
①お湯は豆の15倍の量を使用
②1~2投目でお湯の4割、3投目以降でお湯の6割を注ぐ
②最初の2投のバランスで酸味と甘みのバランスを決める
③3投目以降で注ぐ回数によってコーヒーの濃度を決める
初めて使う豆なので、普段通りのお湯温度と豆の挽き目にしていきます。
いつもはシティローストより浅煎りの豆を使っているので、同じレシピでいいのか自信がありません。
今回飲んでイマイチに感じたら、次回調整することにしましょう。
抽出の1投目、蒸らしのお湯をかけると、酸味の効いたいい香りが漂ってきます。
豆そのものの香りと似た雰囲気があります。
豆自体の香り、抽出中の香り、出来上がりの香りを楽しめるのが、自分でコーヒーを淹れる良さだよな~、なんて思いながら抽出を進めていきます。
抽出が終わったコーヒーからも酸味の効いた香りがしてきます。
爽やかな、とか、ジューシー、と表現するような酸味とは違い、やはり乳製品っぽいなという印象です。
すこし生豆っぽい香りともいえそうです。
ひと口飲んでみると、ぎゅっと濃縮された?グッとくる酸味を感じます。
少し挽き目が細かかったせいか、かなり濃厚になりました。
一方で雑味は少なく美味しい部分が詰まった味わいです。
酸味が通り過ぎると、後から甘さが続き余韻を残します。
飲み終わった後にはバターのようなまろやかさを感じます。
最初から最後まで、なんなら飲み終わった後まで濃厚さを感じさせるコーヒーです。
濃度感が高いのはもちろん、油分が多いせいなのか口当たりもトロっとした感触があります。
この口当たりの重さ?をコクといっていいのか分かりませんが、これまで飲んだコーヒーとは段違い。
一般的にコーヒーは深煎りにするほど油分が出やすくなる傾向があり、私もシティロースト以上のコーヒーも飲んだことがありますが、これほどの濃度感とトロみを実感したことはありません。
焙煎だけでなく、豆自体の個性が発揮されているのかもしれません。
振り返り
コロンビア エメラルドマウンテンをベーシックな4:6メソッドで抽出してみました。
グッとくる酸味、後に続く甘さの余韻やバターのようなまろやかさのある濃厚で美味しいコーヒーになったと思います。
適当な抽出にも関わらず、ここまで美味しいコーヒーになるとは驚き。
これは豆がいいおかげといえそうです。
正直、どのように抽出しても美味しくなりそうな予感がしています笑
これからどうやって飲もうか、楽しみが増すばかりです。
今回のレシピ
使用する器具
- ドリッパー ハリオV60
- ペーパーフィルター
- ドリップポット 山善 ドリップケトル
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル タイムモアC2
材料
- コーヒー豆 15g 中粗挽き(コーヒーミルのつまみを回操26作)
- お湯 90度で225g
レシピ
- ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける - お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
- タイマーをスタートし、お湯を45g注ぐ
- 45秒経過したら、お湯を90gまで注ぐ
- 90秒経過したら、お湯を135gまで注ぐ
- 130秒経過したら、お湯を180gまで注ぐ
- 160秒経過したら、お湯を225gまで注ぐ
- お湯が落ち切ったら抽出完了!