KALDIさんで購入したバードフレンドリーブレンド。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。
バードフレンドリーブレンドとはどんな豆?
KADLIで販売されているブレンドコーヒーです。
バードフレンドリーというのは、渡り鳥が休息できるよう森を守りつつコーヒーを育てていく取り組み。
バードフレンドリーとして認められるためには、定められた基準の森林を維持し、有機栽培でコーヒーを育てる必要があります。
見事基準を満たしたコーヒー豆はプレミア価格で取引されています。
農家さんのたゆまぬ努力によってつくられたコーヒー豆なのです。
oishi-coffee-life.hatenadiary.com
2024年10月末ごろ、たまたまお店に立ち寄った際にセール価格(933円/200g)で売られていました。
その時はバードフレンドリーのことは全く知らず、どんなコーヒーなのか試しに買ってみよう、というくらいの気持ちでした。
私が購入した時のパッケージは、ノーマルデザインにシールを貼ったものですが、バードフレンドリーに合わせた限定デザインのパッケージもあったようです。
コーヒー豆の産地はコロンビア、エルサルバドル、グアテマラです。
焙煎度合いは明記されていませんでした。
実際に豆を見てみるとこんな感じ。
実際は写真よりももう少し色が薄い感じで、浅煎り~中煎りくらいのように見えました。
だいたいミディアムローストくらいかな?
KALDIさんでは購入時にコーヒー豆を挽いてもらうこともできます。
今回は自宅で豆を挽くつもりなので、豆のまま頂くことにしました。
抽出してみた
今回は私が浅煎り豆でいつも使っている4:6メソッドというレシピを使っていきます。
4:6メソッドを簡単に説明すると、以下の通り。
①お湯は豆の15倍の量を使用
②1~2投目でお湯の4割、3投目以降でお湯の6割を注ぐ
②最初の2投のバランスで酸味と甘みのバランスを決める
③3投目以降で注ぐ回数によってコーヒーの濃度を決める
詳しくはレシピの考案者である粕谷哲さんのYoutubeチャンネル、または書籍を読んでいただきたいです。
今回はお湯を5回に分けて均等に注いでいく、ベーシックなレシピにします。
お湯の温度とコーヒー豆の挽き目を変えてベストなバランスを探していきます。
私が試したところでは、お湯の温度は90度、豆の挽き目は一般的なコーヒー粉よりも粗目くらい(私が使っているタイムモアC2ではつまみ28クリック)がよさそうでした。
最初は挽き目を少し細かくし、お湯の温度も93度にしたのですが、渋みやエグみなど飲みにくさを感じる成分が多く感じられ、味わいもクリアさにかけてしまいました。
このとき抽出したコーヒーは温度が下がってくると渋みなどが弱まっていました。
そこで抽出時点のお湯温度も低めに設定すれば渋みが弱まるのでは?と推測。
ついでに挽き目も粗くして、よりあっさりに仕上げることで飲みやすさが増すのではないかと考えました。
お湯の温度90度で少し粗びきに調整した後のコーヒーは、薄く仕上げたために香りが弱まってしまいました。
しかし、飲んでみると、ハーブのような苦味とカラメルのような甘さの余韻が感じられる美味しいコーヒーでした。
狙い通りあっさりとした仕上がりで、口当たりもさっぱりしつつなめらかな舌触り。
ハーブっぽい雰囲気も相まってさらっと飲みやすいコーヒーという印象でした。
何度か抽出してみて、このコーヒーはハーブっぽい苦みや渋み、後を引く甘さが特長だと感じました。
無理に濃く出すよりはアメリカンであっさりといれたほうが個性が際立ちそうです。
また、渋みが出やすい傾向もありますが、あっさり淹れれば飲みにくさを感じるほどではなくなり、ハーブのような爽やかさを出すアクセントにもなりそうです。
振り返り
KALDIのバードフレンドリーブレンドを4:6メソッドで抽出してみました。
ハーブのような風味と後を引くカラメルのような甘さが特徴的なコーヒーに仕上がったと思います。
このコーヒーを淹れるなら、あっさり目に仕上げるのがコツになりそうです。
これをベースにより良いレシピがないか試していきたいところです。
今回のレシピ
使用する器具
- ドリッパー ハリオ V60
- ペーパーフィルター
- ドリップポット 山善 ドリップケトル
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル タイムモアC2
材料
- コーヒー豆 15g 中粗挽き(コーヒーミルのつまみを28回操作)
- お湯 90度で225g
レシピ
- ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける - お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
- タイマーをスタートし、お湯を45g注ぐ
- 45秒経過したら、お湯を90gまで注ぐ
- 90秒経過したら、お湯を135gまで注ぐ
- 130秒経過したら、お湯を180gまで注ぐ
- 160秒経過したら、お湯を225gまで注ぐ
- お湯が落ち切ったら抽出完了!
抽出時間の目安は3分〜3分30秒です