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COE2024で11位! ニカラグア ラ イリュージョン農園 カツアイ ロホ ウォッシュトを淹れてみた - おいしいコーヒー生活

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コーヒーロースト東海さんで購入したニカラグア ラ イリュージョン農園 カツアイ ロホ ウォッシュト。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

ニカラグア ラ イリュージョン農園 カツアイ ロホ ウォッシュトとはどんな豆?

ニカラグアの北部にあるヌエバ・セゴビア県にあるラ イリュージョン農園で栽培された豆です。

カツアイ ロホ、というのはコーヒー豆の品種名。
”ロホ”とはスペイン語で、赤い、という意味。
レッドカツアイとも呼ばれ(おそらくこっちの呼び名の方が浸透している)、ムンドノーボ種とカツーラ種の交配種です。

ウォッシュト、というのはコーヒー豆の精製方法のこと。
コーヒー豆の精製方法は大きく分けるとナチュラル、ウォッシュトの2つ。
これらは、コーヒーの実から果肉をとり、豆を取り出して観測させる工程に違いがあります。
豆に果肉が残ったまま乾燥させる方法がナチュラル、水で果肉を洗ってから乾燥させる方法がウォッシュトです。
ナチュラルに比べてウォッシュトのほうがクリーンですっきりした味わいになる傾向があるとされています。

実はこの豆、2024年のCup of Excellence(COE)という品評会で入賞したものなんです!
COEはコーヒー豆の生産国ごとに行われている、その年の美味しいコーヒー豆を決める品評会です。
ラ イリュージョン農園 カツアイ ロホ は11位を獲得。
ニカラグアでトップクラスに美味しいコーヒー豆、ということになります。
ちなみに、品評会でのスコアは88.30(このスコアがいいのかどうか、私には分かりません、、)
参考として、2024年の最高得点はLos Alpesという農園のゲイシャ種で91.10でした。

詳しいCOEの評価や豆の詳細情報はこちらのサイトから見ることができます。
英語で書かれているので、適宜翻訳等活用してください。
ただし、地名や農園名はスペイン語なので、誤翻訳になる可能性があります。

farmdirectory.cupofexcellence.org

ニカラグアのCOE2024の結果は、こちらから見ることができます。
どんな農園さんやコーヒー豆が入賞しているか気になる人は、ぜひ見ていただきたいです。

allianceforcoffeeexcellence.org

 

豆の見た目はこんな感じです。

焙煎度合いはシティローストにしていただきました。

購入先の店長さんのおすすめは、シティローストかハイロースト。
ハイローストだとハーブのような風味がある一方、シティローストまで焙煎すると味のバランスがいいとのこと。
このコーヒー豆は水分が少なめで硬いことから、深い焙煎度合いでも風味が保たれやすいのだとか。

ちなみに、COE入賞ということもあって人気があり、なかなか入手が難しいそうです。
私が豆を買ったお店では、30袋限定の発売でした。
価格は2,880円/240gといいお値段。
高い評価を受けたコーヒー豆がどんなものか味わってみたく、奮発してしまいました笑

抽出してみた

お店で焙煎していただいてから2週間後に初抽出しました。
豆を挽く前に香りをかいでみると、爽やかであっさりとした雰囲気。
豆の状態では、あまり主張が激しくないようです。

初めていただく豆なので、いつも使っている4:6メソッドというレシピを使っていきます。
4:6メソッドを簡単に説明すると、以下の通り。
①お湯は豆の15倍の量を使用
②1~2投目でお湯の4割、3投目以降でお湯の6割を注ぐ
②最初の2投のバランスで酸味と甘みのバランスを決める
③3投目以降で注ぐ回数によってコーヒーの濃度を決める

今回はベーシックなやり方で、豆20gに対してお湯を300g使い、お湯を5回に分けて注いでいきます。

まずは豆を挽きます。
挽き目は4:6メソッド推奨の粗びき。
豆を挽いてみると、ヨーグルトのような酸味のある香りが漂ってきました。
この香りはコロンビアのコーヒー豆に近いかな?

続いて、抽出。
お湯は高めの93度にしました。
いい豆ですので、抽出を失敗しないようにお湯を注ぐことに集中。
いつもなら抽出中の豆の香りも楽しむのですが、それも忘れていました笑
少しお湯の落ち方が早いようでしたが、抽出時間は目標通りでした。

 

出来上がったコーヒーの香りをかいでみると、ビターな雰囲気が印象的。
甘さや酸味もあり、チョコレートを連想する匂いです。
香りからはバランスのいいコーヒーを感じます。

では、ひと口。
口に入れると、最初にやってくるのが甘さ。
香りから想像していたよりもしっかりとした甘さに驚きです。
さらに、酸味も程よく効いていて、味を引き締めてくれています。
甘さと酸味で味に緩急が生まれているように感じました。
香りで感じていたビターさとは裏腹に、苦味はかなり少なめでした。

今回の抽出では濃度感が低く、口当たりもあっさりに仕上がりました。
味わいもクリアで飲みやすいです。
全体的にガツンと来る強い味わいではありませんが、余韻をあまり残さず、さっとひいていきます。
そのため、ゆっくりと口の中に留めておきたくなってしまいました。

私が期待していた以上においしいコーヒーでした。
今回の仕上がりは割と薄めでしたが、風味はしっかりしていました。
もっと軽く仕上げてさらっと飲むようにしても悪くなさそうです。

振り返り

ニカラグア ラ イリュージョン農園 カツアイ ロホ ウォッシュトをベーシックな4:6メソッドで抽出してみました。
しっかりとした甘さと全体を引き締める酸味のバランスがいい、ゆっくりと飲みたくなるようなコーヒーだったと思います。

私の感覚ですが、焙煎から1週間前後だと酸味が際立った味わいになりやすい傾向があると思います。
焙煎から1週間頃で飲んでいたら、もっとキリッとした酸味のコーヒーだったんじゃないかな~、と、つい妄想してしまいます笑

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー ハリオ V60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 20g 粗挽き(コーヒーミルのつまみを27回操作)
  • お湯 93度で300g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
    フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を60g注ぐ
  4. 45秒経過したら、お湯を120gまで注ぐ
  5. 90秒経過したら、お湯を180gまで注ぐ
  6. 130秒経過したら、お湯を240gまで注ぐ
  7. 160秒経過したら、お湯を300gまで注ぐ
  8. お湯が落ち切ったら抽出完了!
    抽出時間の目安は3分~3分30秒です。

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