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4:6メソッドのちょっとしたコツを発見 コスタリカ エルサル ルマを抽出してみた - おいしいコーヒー生活

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コーヒーロースト東海さんで購入したコスタリカ エルサル ルマ。
こちらの豆を美味しく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。

記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。

前回の記事はこちらです。

oishi-coffee-life.hatenadiary.com

使用する豆

名前

コスタリカ エルサル ルマ

価格

1880円/240g

産地

コスタリカ ウエストバレー エルサル ルマ農園

焙煎度合

ハイロースト

焙煎からの経過日数

25日(約3~4週間)

味の説明

店舗のコーヒー豆紹介より

より甘みを感じるイエローハニー製法。

今回の抽出の狙い

今回は抽出していた時に気づいた、ちょっとしたコツを紹介します。
レシピ自体は前回までの記事のものとほぼ変わりませんが、抽出のやり方を注意するだけで味が大きく変わったように感じました。
皆さんの参考になれば幸いです。

抽出してみた

私が気づいたこと、というのは、抽出中に出る泡と抽出後のコーヒー粉の状態です。

以前youtubeに上がっている4:6メソッドの動画を見直し、抽出のポイントを確認しました。
実は、その時にはあまり意識していなかったポイントがあります。
それは抽出後のコーヒー粉の状態。
コーヒーの抽出方法によって推奨されるコーヒー粉の状態は異なるのですが、4:6メソッドでは、抽出が終わった時にコーヒー粉が平らになっているのが理想的です。

コーヒー粉を平らにするには抽出中に粉全体に、ドリッパーの端についたコーヒー粉までお湯をかける必要があります。
こうすることで、ドリッパー内にあるすべてコーヒー粉とお湯がしっかり触れ合い、寄り成分が抽出できる、という狙いなのだと思います。

そして、自分でやってみて気づいたのですが、お湯をドリッパー端のコーヒー粉までかけると、抽出中に出てきた泡がドリッパーの端にくっついてくれるのです。
以前読んだ本で、コーヒーの抽出中に出てくる泡には、エグみなどの美味しくない成分が吸着する、という内容がありました。
抽出方法によっては、抽出で出た泡をサーバーに残した状態でドリッパーを外すようにしているものもあります。
泡が吸着した美味しくない成分をコーヒーに淹れないための一工夫、ということのようです。

ただ、私が読んだ本は深煎り豆の場合として書かれていました。
深煎りと浅煎りでは雑味やエグみの成分が多少異なるため、全く同じことが言えないかもしれません。
しかし、抽出したコーヒーを飲んでみると、確かにエグみや雑味など、美味しいとは言えない味はこれまでに比べてかなり抑えられていました。
これまでの抽出で強く出てしまった渋みもおさまり、こんな一工夫で味が変わるのかと驚きでした。
浅煎りの豆でも、抽出中に出た泡はドリッパー内にとどめておくことの効果はあるんじゃないかな、と感じています。

注意点として、ドリッパーの端にお湯をかけすぎてしまうと、コーヒー豆と触れ合わずに落ちてしまい、コーヒーが薄くなってしまいます。
程よくドリッパーの端についたコーヒー粉をお湯で流すようにすれば、自然と泡がドリッパーの端に吸い寄せられていきます。
慣れないとドリッパーの端にお湯をかけるのが難しく感じるのですが、何回かやっているうちに慣れてくるかと思います。

振り返り

4:6メソッドで抽出する際のコツを使ってコスタリカ エルサル ルマを抽出したところ、雑味が抑えられた美味しいコーヒーに仕上がったと思います。
ポイントはドリッパーの端にあるコーヒー粉をお湯で流すようにすること。
これにより抽出中に出た泡がドリッパー端に吸い寄せられ、美味しくない成分を閉じ込めておくことができるようです。

今回気づいたものに限らず、自分で抽出してみないと分からないポイント、というのが結構ありそうだなと感じました。
普段コーヒーを淹れるときも、ちょっとした疑問や興味を大切にしたいな、と改めて思いました。

今回のレシピ

使用する器具
  • ドリッパー ハリオ V60
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット 山善 ドリップケトル
  • コーヒーサーバー
  • コーヒーミル タイムモアC2
材料
  • コーヒー豆 15g 粗びき(コーヒーミルのつまみを33回操作)
  • お湯 93度で225g
レシピ
  1. ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
    フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける
  2. お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
  3. タイマーをスタートし、お湯を45g注ぐ
  4. 45秒経ったら、お湯を90gまで注ぐ
  5. 90秒経ったら、お湯を135gまで注ぐ
    3投目からは粉の中央からドリッパーの端まで円を描きながらお湯を注ぐことを意識する
    ☆ドリッパーの端についたコーヒー粉を下に流すようにするといいです
  6. 130秒経ったら、お湯を180gまで注ぐ
  7. 160秒経ったら、お湯を225gまで注ぐ
  8. お湯が落ち切ったら抽出完了!

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