ロクメイコーヒーさんで購入したロクメイブレンド。
おいしく淹れるために試行錯誤した様子を記事にしました。
記事の最後には、参考のために使用したレシピを載せています。
ロクメイブレンドとはどんな豆?
ロクメイコーヒーさんで販売されているハウスブレンドです。
ロクメイコーヒーさんの本店は奈良にあるそうですが、私は東京駅内のお店で購入しています。
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ロクメイコーヒーさんでは5種類のブレンドコーヒー(1つはアイス向けのブレンド)があります。
これらのブレンドは、コーヒーを飲むシーンに合わせて作られているようです。
ロクメイブレンドはどんなシーンにも合うような、毎日飲んでも飽きないバランスの取れた味わいになっているようです。
お店のポップの説明によると、”スペシャルティコーヒーとしての香味特性を感じていただけるよう試行錯誤”したブレンドとのこと。
恥ずかしながら、スペシャルティコーヒーの香味特性、というものがよく分かっていないのですが、きっと美味しいはず笑
こちらのブレンドを通して、スペシャルティコーヒーがどのようなものか体験させていただこうと思います。
豆の生産国は、グアテマラ、ブラジル、ケニア。
焙煎度合いはハイロースト。
価格は1,380円/150gでした。
ありがたいことに、パッケージには焙煎日も記載されていました。
私が購入したものは、購入日から3日前に焙煎されていました。
比較的焙煎したての、新しい豆のようです。
お店で豆を買う際に、豆を挽いてもらうことも可能です。
私は自分で豆を挽きたいので、豆のまま頂きました。
豆の見た目はこんな感じ。
パッケージを開ける前からフローラルないい香りがしていました。
豆の香りはフローラルさやナッツっぽさがあります。
浅煎り豆だからでしょうか、豆は小さめに見えます。
ぱっと見ると、全体的に豆の色合いにばらつきがあるように見えます。
もしかすると、豆の特性に合わせ、産地ごとに焙煎度合いを調整しているのかもしれません。
抽出してみた
初めて抽出するコーヒー豆ですので、いつも使っている4:6メソッドというレシピで味を確かめてみます。
4:6メソッドを簡単に説明すると、以下の通り。
①お湯は豆の15倍の量を使用
②1~2投目でお湯の4割、3投目以降でお湯の6割を注ぐ
②最初の2投のバランスで酸味と甘みのバランスを決める
③3投目以降で注ぐ回数によってコーヒーの濃度を決める
今回は、お湯を5回に分けて均等に注ぐベーシックなレシピにします。
早速豆を挽いてみると、フローラルさやナッツっぽさに加え、アルコールのような雰囲気も感じました。
焙煎からあまり日が経っていない影響でしょうか?
抽出してみると、今度は草のような香りも出てきました。
ハーブのような感じではなく、土っぽさや干し草みたいな感じとも違う、原っぱの香り。
嫌な香り、という訳ではありませんが、いい香り、とも少し違うような、、
はっきりとしない香りをとらえようと頑張ってみましたが、結局よく分かりませんでした。
抽出を進めていくと、だんだんとお湯抜けが遅くなりました。
その影響で、抽出時間の狙いが3分~3分30秒だったのに対して、3分45秒かかってしまいました。
抽出後のコーヒー粉を見てみると、細かい粉が多く目が詰まっているようでした。
これまでの経験から、同じミルの挽き目に設定しても、深煎り豆より浅煎り豆の方が粗く挽ける傾向があります。
この分を加味してミルを調整していたのですが、想定以上に豆が細かくなってしまったのかも、、
ミルのせいなのか、豆の特性なのか、これは後々確かめてみようと思います。
出来上がったコーヒーは、色が薄めで透明度が高いように見えました。
抽出時間が伸びてしまったので濃くなるかと思いきや、意外な結果です。
栗のような甘さ、やわらかい酸味のある香りが漂っています。
ひと口飲んでみると、やわらかい酸味がじわじわと口の中に広がっていきます。
栗を連想する甘みもわずかに感じられます。
苦味はほぼなく、雑味渋みもないクリアな味わいです。
全体的に味の輪郭がぼんやりしており、和の雰囲気を感じさせる味わいです。
とびぬけた風味があるわけではないのですが、ほっと落ち着く美味しさ。
濃度感はあっさりしているのですが、口当たりはトロっとしている、というギャップが不思議な感覚を生み出しています。
豆の油分が多いのかな?でも、油っぽい感じではないんだよな~。
自分で淹れたコーヒーとしては、かなり満足感の高い仕上がり。
つい、久しぶりにめちゃくちゃ美味しいコーヒー淹れたな~、と思ってしまいました笑
振り返り
4:6メソッドを使ってロクメイブレンドを抽出してみました。
全体的にぼんやりした味わいながら、あっさりとした和の雰囲気を感じる美味しいコーヒーになったと思います。
自分で淹れても美味しいのですから、お店でバリスタが淹れたものはもっと美味しんだろうな~、と思わずにはいられません。
これは一度、お店でコーヒーを頂かなくては。
今回はいつも使っているレシピを使いましたが、ロクメイコーヒーさんがおすすめするレシピもあるようです。
次回はこちらのレシピで抽出してみようと思います。
今回のレシピ
使用する器具
- ドリッパー ハリオ V60
- ペーパーフィルター
- ドリップポット 山善 ドリップケトル
- コーヒーサーバー
- コーヒーミル タイムモアC2
材料
- コーヒー豆 15g 中細挽き(コーヒーミルのつまみを24回操作)
- お湯 93度で225g
レシピ
- ドリッパーにフィルターをのせ、サーバーにセット
フィルターにお湯を行き渡らせるようにまわしかける - お湯が落ちたら、挽いた豆をドリッパーに入れる
- タイマーをスタートし、お湯を45g注ぐ
- 45秒経過したら、お湯を90gまで注ぐ
- 90秒経過したら、お湯を135gまで注ぐ
- 130秒経過したら、お湯を180gまで注ぐ
- 160秒経過したら、お湯を225gまで注ぐ
- お湯が落ち切ったら抽出完了!
抽出時間の目安は3分30秒です。
※私が挽いた豆だと4投目あたりからお湯抜けがかなり遅くなり、抽出時間が3分30秒を超えてしまいました。
その後挽き目を変えて試してみましたが、思ったほどお湯抜けが早くならないようです。
もしかしたら、豆の特性なのかもしれません